Future Earth アジア地域センター | 研究活動 | 総合地球環境学研究所

Future Earth アジア地域センター

Future Earth アジア地域センター

Future Earthは、人間の活動が地球環境に甚大な影響を及ぼしているという危機感の高まりを受けて開始した国際的な研究協力の大規模なネットワークです。これまで20年以上にわたって地球環境研究を牽引してきた4つの国際研究計画―地球圏・生物圏国際協同研究計画(IGBP)、地球環境変化の人間的側面国際研究計画(IHDP)、生物多様性科学国際協同計画(DIVERSITAS)、世界気候研究計画(WCRP)―が再編・統合、もしくは緊密に連携する形で誕生しました。自然科学、社会科学、人文科学など広い分野の研究者が、社会各層の人々と協働し研究活動をおこない、科学的根拠に基づいた政策立案を支える知見を創出し、地球環境問題の解決や持続可能な発展につながる社会転換を進めることをめざしています。また、目標達成に向け、従来の研究プログラムに加え、新たに11のテーマで「知と実践のネットワーク」(Knowledge-Action Networks:KANs)を設け、社会のステークホルダーとともにおこなう研究(超学際研究)を推進しています。

Future Earthの組織運営については、国連機関等からなる評議会および諮問委員会によってその方向性が審議決定され、研究の実施にあたっては、5ヶ国(日本、スウェーデン、仏、米、カナダ)に置かれた国際本部事務局と地域センターが中心となり、テーマやプロジェクトを超えた関係者間の連絡調整や研究推進をおこなっています。

地球研は、アジアにおける学際・超学際研究の豊富な経験を背景に、アジア地域センターに選出され、Future Earth in Asia国際ワークショップの年次開催などさまざまな機会をとおして、アジア諸国の研究ネットワークの構築を進めています。2017年度は、「大気汚染と健康」を主要テーマに、ネットワークを生かした研究・人材育成活動を展開しました。また、アジアの優先課題がグローバルな持続可能性研究のアジェンダに反映されるよう、アジア地域とFuture Earth本部を結ぶ役割を果たし、これまでにアジアに焦点を当てたFuture Earthの研究プログラムとして、Sustainability Initiative in the Marginal Seas of South and East Asia(SIMSEA)とMonsoon Asia Integrated Research for Sustainability–Future Earth(MAIRS-FE)が始動しています。

また、「知と実践のネットワーク」の1 つ、「持続可能な消費と生産のシステム」(Systems of Sustainable Consumption and Production)に関するKANの事務局としてその活動を主導し、国内外の多くの研究者や実践家とともに研究活動を展開しています。2017年度は、先進国の視点で議論されがちな本テーマに、アジアの課題を反映する試みとして、「アジアにおける持続可能な消費」をテーマに第6回FutureEarth in Asia国際ワークショップを開催しました。

さらに、アジアにおけるFuture Earthの推進体制の充実を図り、これまでに南アジア地域オフィスがバンガロール(インド)に設置されたほか、中国、韓国、台北、インド、オーストラリア、フィリピン、日本で国・地域レベルの推進組織が発足しています。また、ウェブサイトやフェイスブックなどのメディアを通じ、アジアにおけるFuture Earthに関する最新情報を発信しています。

関連研究

受託研究(RISTEX)[2014-2016年度]

フューチャー・アース構想の推進事業
「日本が取り組むべき国際的優先テーマの抽出及び研究開発のデザインに関する調査研究」

研究代表者:谷口 真人


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大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
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